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ミストレス:カーロスから謎のトランクを押しつけられる。スタイルに拘る必要はない。 バサラ:聖母殿のエージェント。アストラル系スタイルがあれば可 クグツ:千早重工後方処理課第三班所属。 カブトワリ:フリーの荒事屋。浄化派の能天使とやり合ったことがある。戦闘系であればスタイルは違っていても可。 必要防御系神業:2枚 レギュレーション:基本・グランド×クロス・カウンターグロウ・ストレイライトまで使用可 経験点はこれまでオンセでやった分は使用可 アクトトレーラー 様々な術者たちが意見を一致させる真理がある。 『血は魔力を持つ』 術を知らぬ一般人の血ですら、魔力を増幅させることが出来る。 血の持ち主が強い力を持つほど、その効果は増す。 では、血の持ち主が救世主であったならば? 今宵より語るのがその実例。 血とそれが引き起こした奇跡を巡って、N◎VAの闇の中で何が起こったのか。 トーキョーN◎VA the Detonation 『Holy Blood』 その運命は、赤く錆びた味がした。 推奨スタイル:ミストレス コネ:謎のトランク 推奨スート:クラブ カーロス・マウリシオ・ダ・シルバは火星人を自称するトラブルメーカーで、キミの店の常連客だ。 今夜、彼が店に持ち込んだのは大きめのトランク。それがトラブルの元だって事はピンと来た。 だが、カーロスが店を出る時、そのトランクはキミの手元にあった。 血のにおいをさせながら、いつもと違う真剣な瞳で預かってくれと頼むカーロスに、キミは否と言えなかった。 それが良かったのか悪かったのかは……これから決まる。 推奨スタイル:バサラ コネ:ジョン・バイロン 推奨スート:ダイヤ ジョン・バイロンは老いたとはいえ 武装聖人(アーマードセイント) の名に恥じない退魔師である。 いや、『あった』かもしれない。彼からの連絡は、任地であるN◎VAで聖血を発見したという報告で途絶えている。 聖血は救世主の遺体から抜き取られた聖遺物であり、浄化派によって聖母殿から奪われたものだ。 キミはジョン・バイロンと接触し、聖血を回収しなければならない。 推奨スタイル:クグツ コネ:エミール・オリヴィエ 推奨スート:ダイヤ エミール・オリヴィエはテラウェアのタタラだ。しかし、彼は機密を握った上で千早に保護を求めてきた。 運が良ければテラウェアの極秘プロジェクトを丸ごと手に入れることが出来る。 運が悪ければ罠にかかり、千早は苦境に立たされる。 故に、千早はこの件に有能な工作員を投入することにした。つまり、キミだ。 推奨スタイル:カブトワリ コネ: 赤錆の凱歌 推奨スート:スペード 赤錆の凱歌 と銃弾演舞を踊ったのはいつのことだっただろうか。 あの晩、どちらかが路地にキスをしてこの世とおさらばするはずだったのだが、どうしたことか二人ともまだ生きている。 だから、いつか続きをやらなければならないとわかっていた。硝煙と鉛玉とで、 貸し と 借り を精算しなければならない。 マイケル・グローリーがゴールドと彼女のホロを投げた時、キミは いつか が 今 になったことを知る。
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ホスト側 事前の準備 メルブラのバージョンがver.2.501bである事を確認する 違う方はhttp //mirror.fuzzy2.com/meltyblood/で拾ってきましょう MELTY BLOOD Re・ACT 修正ディスク FinalTuned Ver.2.501b(統合版)ですね 次にテンプレのURLからネット対戦ツールをダウンロードしてきます 現在は旧型を使うメリットはほぼないです、何か事情がない限りは最新版でいいと思います。 ポート開放 次にポートを開けましょう メルブラのネット対戦にはUDP76の開放が必要です ポート開放の仕方はぐぐれば一発で出てくると思います もしかしたら優しいとしあきがいつか詳しく書いてくれるかも? ポート開放の方法 XPを使ってる人はこの順番にやれば出来ます。多分 マイコンピュータ→ コントロールパネル→ ネットワークとインターネット接続→ ネットワーク接続→いつも繋げてる接続方法で右クリック→ プロパティ→ 詳細設定タブ→ Windowsファイアウォールの所の設定→ 例外タブ→ ポートの追加→名前(適当)ポート番号(76)でUDPの所にチェック→OKで開放完了 見にくいので誰か修正お願い 見やすくなれば自由に消したり足したりしてOKです http //umemasu.hp.infoseek.co.jp/upnpcj/index.htmlこのアプリを使う方法も 使い方は各自調べて…というか作成者が使ったこと無いのでわからないです こちらもいつか優しいとしあきが書いてくれるんじゃねぇの!? いよいよ接続 まずは普通にメルブラを起動してパッドの設定、画面モードをフルスクリーンにしておきます ホスト側ならいきなり繋がって困る事もあるのでウィンドウの方がいいかも? 次にオプションでダメージレベルと勝利本数をデフォルトにしておきます ネット対戦ツールを起動して何も入力せずに2回Enterを押します 次にフレームスキップの設定です、基本は1に設定しておきます どうしても重い場合は2に設定、3以上にするとまともな対戦にならないと思われます あとは自分のIPをスレに晒して誰かが来るまで待ちましょう モードについて ホストを立てるとき、bufferedモードかimmediatelyモードかの選択を要求されます。 ホストのPCスペックまたは回線が遅かったり不安定である場合は、bufferdを。 PCスペックが高く、回線も速く安定しているならimmediatelyが良いようです。 また、bufferdの場合はFSを2、immediatelyの場合はFSを1にすると丁度良いです。 クライアント側 クライアント側は事前の準備のところに書いてある事を済ませてスレに晒してあるIPをツールに突っ込むだけで対戦できます ポート開放は必要ありません
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種族 WoodElves "We Dance our way to Victory" "勝利への舞をお見せしましょう" 優雅に躍動的なスタイルでBloodBowlをプレイするという点で、 WoodElvesチームに優るものはいないでしょう。 彼らの、パスと機敏さの技能は、複雑な戦術を使用できます。 そして、彼らの体力はChaosやOrcなどのチームより劣りますが、 よりスピードの劣るチームの選手の周りで、ぐるぐると動き回ることができます。 BloodBowl DarkElevesEdition ”StrategyGuide”より引用 LINEMEN Salary 70,000GP Value 70 Status Skill Categories MA AG ST AV Mutation Strength General Agility Passing 7 4 3 7 No Double Normal Normal Double Skills NO 彼らは、Str7と機敏さという点で他のチームのラインマンと比べてみてずば抜けています。 WoodElfのラインマンは、他のチームの手、足、角という障害から、ラインを維持し、突破 し、ボールを掴む万能選手になることができます! 基本的なスキルがなくても、この機敏さで身をかわすことができるので、サイコロの目が 2以上でタッチダウンすることができます。WoodElvesのコーチは、Re-Rollを用意するだけで LineMenが確実にタッチダウンで失敗しないようにすることが可能になります。 CATHCER Salary 90,000GP Value 90 Status Skill Categories MA AG ST AV Mutation Strength General Agility Passing 9 4 2 7 No Double Normal Normal Double Skills Catch,Dodge WoodElvesのCathcherは、ロケットのようです。目も眩む様なスピードでエンドゾーンに 着くことができ、ボールがない時も、パスをもらうために突破できるのです。 このようなプレイが相手コーチを混乱しつづけ、次にどう手を打つべきか疑心難儀に させるでしょう。間違いなく相手コーチをイライラさせるので、ボールを持っているかいないかに 関わらず、行動可能な範囲にいるCathcerに対して必ず多くの注意を払うようになりますので 心にとめておいてください。 THROWER Salary 90,000GP Value 90 Status Skill Categories MA AG ST AV Mutation Strength General Agility Passing 7 4 3 7 No Double Normal Normal Normal Skills Pass WoodElvesのThrowerは、信じられないくらい柔軟に移動でき機敏なので、 全てのパス戦略において要になります。最も1つのSkill頭2万GP払うことは 少し割高に思うかもしれません。そして、代わりにLinemenを雇用することを 考えるからもしれないでしょう。しかし、雇用した段階で、Pass技能を持っている 事に価値があるのです。付け加えるとSureHandsを持っていないので、AGI4 であるにもかかわらす、ボール拾い上げで落としてしまうかもしれません。 ThrowerにPass技能を与えるときに、HaryMaryPass技能が最良と思われがちですが CatcherにDiving-Catch技能を獲得して組み合わせて使うことが重要かもしれないです。 また、Dump-off技能もPassが失敗した時のプレイの崩壊を防ぐのに役立ちます。 単純に考えるのならば、Re-rollをひとつ加えて、Leader技能をチョイスするという のもありです。 WARDANCER Salary 120,000GP Value 120 Status Skill Categories MA AG ST AV Mutation Strength General Agility Passing 8 4 3 7 No Double Normal Normal Double Skills Block,Dodge,Leap BloodBowlのピッチ上で信じられないほど有能なプレイヤーであるWarDancerは アクロバットスタイルのプレーを訓練しているだけでなく、Block技能においても訓練されており 、そしてDodge技能によってディフェンス能力においても非常に優秀です。 いったんWarDancerがボールを持つと、Leap技能によって更なる恩恵を与えます。 AV7という点では、少々叩きのめされやすい場合もあります。そういう点では、コーチとしては 危険な場所にWarDancerを入れないかもしれない。しかしながら、彼らがディフェンダーよりも 優れたBlitzerになり得るという点でこれは間違っているかもしれない。 たとえば、おもしろい戦術としては、ディフェンシブラインのすぐ後ろに配置して、ボールリカバー を狙いそのままBllitzして前線を突破するというものです。 TREEMAN Salary 120,000GP Value 120 Status Skill Categories MA AG ST AV Mutation Strength General Agility Passing 2 1 6 10 No Normal Double Double Double Skills Mighty Blow,Loner,Stand Firm,Strong Arm,Thcik Skull,Throw Team-mate,Take Root 手ごろな費用で最も強くおもしろい巨漢がTreemanかもしれない。 彼のStr6という数値は、多くの場合彼が彼の相手が3個のサイコロを振ろうとする ときにさせ、2個サイコロを使用するのは確実です。そして、MightyBlow技能が あなたのチームのより弱いメンバーからのっそりとした相手の巨漢へのベストな 対抗手段になってくれます。 TakeRoot(一度に2つの正方形しか動けない)はめったに彼の弱点にはなりませんし、 そうなったとしても、彼の近くで動く相手をBlockし、仲間を守ることができます。 STARPLAYER Jordel FreshBreeze Salary 230,000GP Value 0 Status Skill Categories MA AG ST AV Mutation Strength General Agility Passing 2 1 6 10 Normal Normal Normal Double Double Skills Loner,Block,Dodge,Diving Catch,Leap,Side Step Morg N Thorg Salary 430,000GP Value 0 Status Skill Categories MA AG ST AV Mutation Strength General Agility Passing 6 3 6 10 Normal Normal Normal Double Double Skills Mighty Blow,Loner,Block,Thcik Skull,Throw Team-mate
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WA-P001(Rose Q Ganet)-1500
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へたれが購入前からかなり期待していた 不眠症の人に是非お勧めしたいくらいに眠気を誘う 敵がどんどん湧き出てくるのに対してへたれは「お前らひょっこりか」と言った 音楽、そして戦闘のテンポ・・・結局リスナーとへたれが耐え切れずに終了してしまった そしてへたれは5000円でRORを売却。別のゲームの購入資金に生まれ変わった しかし今でも次にやるゲームを決める時には、必ずこのゲームの名が挙げられる
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■対戦をするまでの準備 ①「MELTY BLOOD Act Cadenza Ver.B」をPCにインストールする ②公式サイトから修正パッチ1.03Aをダウンロードし、パッチをあてる ③mbcasterをダウンロードし、解凍して「exe」という名前のフォルダの中身のみを全て MELTY BLOOD Act Cadenza Ver.Bの実行ファイル(mbacPC.exe)と同じフォルダに移動する ④「mbcaster」を起動し、「Input [0] 」で9→Enterと入力してキャラクター選択画面にいくことを確認する ⑤下に書いてある設定にする 「Input [0] 」の表示が見えない場合はファイアウォールとか何かが邪魔してるから解除汁 「debug」はMBACを正しく認識できるかのテストだお ホストをする場合はUDP7500のポートを開ける必要がある ■安定したネット対戦をするために軽い設定にする ●MBACの設定 ランチャーの「画面モード」で「フルスクリーン」、「色数」で「16bit Color」を選択 ランチャーから詳細設定「TextureFormat」で「16bit color」を選択 「このアプリケーションのCPU占有率を上げる」と 「戦闘データの裏読みをしないようにする」にチェックを“付ける” ランチャーから「Pad Config」で各種同時押しの「使用しない」のチェックを“外す” ゲーム内メニューの「OPTION」で「StageBgType」を「Simple」、「HeatEffect」を「ARCADE」に変更 ●mbcasterの設定 config_caster.iniをメモ帳などで開いて設定する フルスクリーン windowMode = 0 #観戦とデバッグのときはウィンドウモードで起動する の数字を「0」にしてフルスクリーンにする 優先度を上げる priority = 1 #萃夢想の優先度を上げる # 0 普通 # 1 やや高い (ABOVE_NORMAL_PRIORITY_CLASS) # 2 結構高い (HIGH_PRIORITY_CLASS) で「1」がオヌヌヌ # There are three states for roundShow # 0 - Print nothing. # 1 - On exiting MBAC, will print out total wins for both sides. # 2 - In addition to that, print out information on who won with what # characters after each match. # This can be cycled by pressing \ roundShow = 0 これを「0」にするとmbcasterは戦跡を出す作業をしなくなるから、わずかにずれにくくなる?
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青葉りんご BLOODY†RONDOOP 3rdEye
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タグ かっこいい 曲名B 歌 青葉りんご 作詞 小田ユウ 作曲 諸田英慈 作品 BLOODY†RONDOOP
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鏡には異界を映し出す力があるという。 合わせ鏡やスペキュラムを代表とするそれらに纏わる迷信。 それらの成立した背景は不明だが、とかく鏡という存在は古来より神秘のイメージとして見られ続けてきた。 合わせ鏡の数学的無限回廊などその最たる例だが、単純に”対象を正確に映し出す”という特性それだけでも十分神秘の対象として見出すことができる物である。 さて、古代の人間は所謂”映し身”の世界を信仰するだけであったが、近代に入って鏡以外に”映し身”の世界を収めることができる機器を開発するに至った。 それがカメラを初めとする撮影機である。 余りにも正確に現世を写し取る事から、魂を吸い取られるとかつて信じられていたソレらは、この魔都東京においても人ならざる者達の跳梁跋扈するする姿を納めていた。 それはスマホのカメラであったり、マスコミのカメラであったり、 そして、この不動病院の監視カメラもまた、例外ではなく…… ▼ 不動総合病院の病棟の奥に位置する病室に続く廊下。 洛陽の橙色の光が照らすその回廊の奥にセイバーとあやめは佇んでいた。 風貌だけに注視すれば、目立つ組み合わせである。 一人は、コートを着込んだ白人の偉丈夫。 もう一人は、おおよそそんな男が連れ立って歩くには余りにも不似合いな、 臙脂のケープを着た儚さを漂わせる美少女。 彼らの眼前では看護婦や白衣を着込んだ医師達がせわしなく廊下を駆け回っている。 無理もない、何せ、今の東京は非常事態宣言が発動されている異常都市。 魑魅魍魎奇奇怪怪テロリストが暴れまわり、多くの無辜の市民に被害が出ている。 にも関わらず、搬送されてくる被害者が違和感を覚えるレベルで少ないのは、 もう“そうなった状況”になった時点で原型を大きく破損した状態で死亡している者が大多数だからだろう。 それでも、まだ面会時間の終了時刻まで幾ばくかの猶予があり、雰囲気としては慌ただしい。 ほんの十五分前までは警察がすぐそこまで来ていた程だ。 しかし、その悉くの人間が、ただの一人としてこの男女の存在に気が付かなかった。 「……大したものだ」 セイバーが思わず呟きを漏らした。 成程この神隠しの力は正しく規格外だ。 霊体化していない状態でもセイバーごと自分の存在を“隠す“。 人間とは遥かに存在する魂の比重が違う、英霊であってもだ。 サーヴァント間ならば補足はできるが、NPCにとっては霊体化してるも同義だろう。 お陰で人目を憚ることなく、目標を見つけ、見張ることができることができた。 二人の視線の先には、壁一枚隔てた先に白人の青年が眠っている。 「あの」 くいくいと、コートの裾が引っ張られる。 視線を少し下げると、あやめが何か言いたげな瞳で此方を見ていた。 何が言いたいかは言わずともわかる。あの白人のマスターの処遇について相違ないだろう。 少し首をそむけ、セイバーは気だるげに答えた。 「さぁな、この男に利用価値がある用なら生かして、そうでなければ消すだけだ」 この白人の少年が運び込まれてからまだそう経ってはいないが、マスターが行動不能な時に不在、また馳せ参じない事から、サーヴァントは既に敗退したのだろう。 だが、見逃してはぐれサーヴァントと再契約されても面倒だ。 殺すメリットも薄いが、生かしておく理由も無い。 そんな少年の命を危うい分水嶺で押しとどめていたのは、ひとえに彼の右手に宿る特異な令呪の存在だった。 体の中を循環する魔力も、近づいてよく観察してみれば毛色が違う。 これにセイバーが興味を示していなければ、当にこの少年の首と胴は分かたれていたに違いない。 だがそれは、少年の生存を保証するものではなく。 何か彼の意に背く事があれば、間違いなくこのセイバーというサーヴァントは一切の躊躇なく粛清の刃を少年に向けるはずだ。 あやめのキャスターだったヨマとは違い、彼は進んで殺戮を行わない。 だが“考えた”結果、目的のために必要と判断した場合は顔色一つ変えず大量虐殺をやってのける。 あやめは直感的に、それを察していた。 最も、彼女はほとんど人と接したことがないため自分の観察眼に対する自信は皆無だが。 (………) そこまで考えたところで、あやめはある疑問に行き着く。 そう言えば、 彼が聖杯に賭す願いとは何なのだろうか。 キャスターは明快だった。彼は彼の世界を守るために異分子である自分を消して、その障害である者たちの殺戮こそが目的だった。 ならば、この自分の傍らに腕を組んで佇むこのサーヴァントは一体、何を思って……、 あやめはたっぷり一分逡巡したが、ケープの裾をギュっと握り、意を決して尋ねた。 答えてもらえないであろうことは分かっていた。 知ってどうなるものでもない。 だが、セイバーは壁にもたれ掛りながら、あやめの予想に反し、無感情に答えた。 「―――聖杯を使って人類を滅ぼす。と言ったら?」 「え?」 思わずセイバーと目が合う。 何を考えているのか汲み取りにくい、目だった。 だが、この男が下らない小学生染みた冗談を言うとは雰囲気的に思えない。 顔を青ざめさせていくあやめに対し、セイバーは鬱陶しそうに吐き捨てた。 「…………仮定の話だ」 「ご、ごめんなさい」 機嫌を損ねたと勘違いしたあやめは反射的に謝る。 セイバーの方も少し軽率だったか、と思いながらも慮る事はなく、欠伸で返した。 この少女が自分のやろうとしていることを知ったところで、何ができるわけでもなし。 無差別かつ非常に危険な力のお蔭で自分のマスター(アイリス)に腹積もりを話される心配もない。 例えアイリスが知ったところで、彼にとってはどちらでも良いことだが。 それでも、セイバーの一挙一動に目を白黒させざるを得ないあやめを尻目に、 彼は欠伸で歪めた目の端に廊下の隅で蠢く何かを捉えた。 僅かな黙考の後、壁にもたれ掛っていた体を起こし、あやめに告げる。 「少し席を外す。お前は奴を見ていろ」 「……!すみません、おねがい、します」 一瞬驚いた表情をするあやめだったが、セイバーの視線の先にあるモノを見て、申し訳なさそうに頭を下げた。 セイバーは別段に意に介する様子もなく、少女に一瞥もせずに廊下の奥の方にあるトイレへと向かった。 そんなセイバーの背を見送りながら、あやめの脳裏に、ある人物がよぎった。 自分に襲い掛かってきたあの少年。 あの人は、この夜を越せないかもしれない――――、 ▼ ▼ ▼ … …… ……… ギイ、と言う音を立てて扉が開かれる。 セイバー…ナイブズがトイレに入ったのは勿論用を足すためではない。 電気をつけていないため、中は薄暗い。 その中でも、まったく光の指さない闇そのもののポイントがあった。 孤独の王は終始無言で、それを睨む。 すると“闇”がうぞうぞと動き出した。 それは人の気配をしていた。 だが、人ではあり得なかった。 『それら』は這いずり、のたうち、絡み合いながら次々と吐き気を催すような変形を繰り返しているのだった。 あるものは子供ほどの背丈にひき潰され、またあるものは個室のドアよりも高く伸びあがる。 ずるずる、げてげて、うぞうぞ。 ひたすらそう広くはないはずの空間で無限に繰り返される、歪な影絵。 『それら』は、肉で出来ていた。 異形の肉の塊だった。 くすくすくす……… 嘲笑するかのような笑い声が響き、それ以外の音は何も聞こえない。 “無音円錐域”(コーン・オブ・サイレンス)。 UFOやタイムホールなどの異常空間で発生すると言われる雑音が一切消えた無音空間。 今、このトイレの中は正しく『異界』だった。 肉塊は、ぶよぶよと脈打ちながら白い手を伸ばしてきた。 手の持ち主は闇の中。闇の中で陰影だけをさらしている。それは、死人の様に白く、子供のように小さかった。 それは人間であり、"できそこない"だった。 『異界』に取り込まれ、帰ることも変わることもできなかった人間の末路。 そして、ぶる、と肉塊が震え『引き込み』が始まった。 ―――異界へ、 ――――――異界へ。 常人であるのならば間違いなく心胆を凍らせ、悲鳴を上げるであろう光景だった。 いつの間にか、世界は闇一色で覆われ、セイバーはその光景に取り囲まれていた。 世界は闇に覆われ、唯一の異物をその中に取り込もうとする。 しかし、当のセイバーの顔は涼やかなものだった。 超越種たる彼にとってこんな物は脅威になりえない。 そして、興味もまた、無かった。 こんな、彼が嫌悪する人ですらいられなくなった、唾棄すべき敗残者達にいつまでも付き合ってはいられない。 だからセイバーは闇に告げるのだ。 消え失せろと。 セイバーの指先から、高次元にすら届きうる天使の刃が振るわれた。 片手間に撃ったとしても人口千人程度の町一つを切り刻むのは彼にとって容易い。 異界を切り裂いた数秒後にあったのは、夢でも見ていたかのように何事もないトイレだけだ。 ぶぅ……ん、と電灯の明かりが戻り、鏡に映る自分の顔が映った。 ゆっくりと向き直り、自身の頭を仰ぐ。 既に黒髪化は進行しており、彼の頭髪の幾らかは疲弊の黒に染まっていた。 彼がこの地にて全力でプラントの力を使ったのはまだ数回。 生前よりも黒髪化の進行は早いとはいえ、余力はまだ十分ある。 しかしそれは自身の宝具を攻撃にのみ使った場合だ。 数時間前に戦ったアーチャーの様に御しやすい相手ばかりとも限らない。 もし重傷を負って自身の肉体の修復にプラントの力のリソースを裂けばそれだけ現在より苦しくなっていくだろう。 加えて、あの神隠しの童女の事もある。 セイバーは英霊だ。語弊がある言い方を敢えてすれば同じく異界の住人だ。 だからこそ、異界の干渉を跳ね除ける事ができ、その人理を超越したプラントの能力の特性を行使して異存在を返り討ちにするのも可能だ。 だが、自分のマスターは別だ。 直接あやめと出会っていない以上今しばらくの猶予はあるかもしれないが彼女が神隠しの物語に感染しているのには変わりない。 今日の夜は越せても明日は、その先は? 保障などどこにもない。 「保護か」 一人ごちる。 「いつまでそんな傲慢で蒙昧な事が言えるものか、見ものだな」 ▼ ▼ ▼ 息が切れる。 足が鉛のように重い。 もうあと数十メートル程の距離が、英治にとっては余りにも遠い距離だった。 このままではまた倒れるハメになる。 そんなマヌケを晒すわけにはいかない。少なくとも今ここで自分が潰えれば、あの白人のマスターを倒す千載一遇はきっともうやってこない。 (どうした…早く動け、それでも俺を入れる器か!!) 汗を滝のように流しながら、それでも止まることなく英治は進んでいた。 令呪は最後の一画を残し使い切り、魔力を回復させることも出来ない。 こんな有様で本当にあのマスターを殺せるのか、とは考えない。 精神だけは強く持たなければ、肉体が全てを棄てる。 サーヴァントを失った時点で元より絶望的な戦いなのだ。これしきの苦境で折れていては聖杯を掴むことなど不可能だ。 しかし、もう魔力の消費は打ち止めのはずなのにこの倦怠感はどういう事か。 そんな疑問も、今の英治には考える余裕は無かった。 当然のことだが、心が諦めなくとも肉体的な限界は必ずある。 覚束ない足元が英治の命令に背き、地に膝をついた。 四つんばいで荒い息を吐き、力を籠めようと喰いしばった歯はミシミシと軋む。 視界がまるで濃霧がかかった様に霞がかっていく。 「ここまで、なのか……」 どう考えてもおかしい。 バーサーカーは死んだはずだ。なのに何故体調が好転しない。 否、好転どころか自宅を出たときよりも悪化している。 自分が何のためにこんなに苦しい思いをしているのかさえ、分からなくなってきた。 ここまで自分が無力だと思ったのは、あの冷たい死の味がした―――螢子との口づけ以来だった。 (螢子……そうだ、螢子だ) そのたった二文字の言霊が英治の意識を再び現世に引きずり戻す。 自分は誓ったではないか。あの不動高校で出会ったマスターを絞殺した時から、 或いは、もっと前、螢子と口づけを交わしたあの時から。 必ず螢子を救うと。 例え邪魔をする有象無象のカス共と螢子を見殺しにした屑を何百人、何千人、何万人、何億人を犠牲にしてでも救ってみせると。 その為に、自分は悪魔に魂を売り渡したのではないか。 今ここで自分が斃れれば誰が螢子を救える? 誰もいない。 まして使用人の様に螢子は引き取り先の養父母達にこき使われていたのだ。 螢子は自分とともに幸せになる権利がある。 きっと、今も螢子の”救われない魂”は冷たい水面の底を彷徨っているだろう。 それが英治には許せない。 「だから、何人殺そうが…俺は螢子を救うんだ……!」 幸か不幸か、螢子の名前は彼に力を与えた。 アスファルトに転がる小石を喰いこませながら拳を作り、足に力を込め立ち上がる。 すると、頭が何かにぶつかった。 「なん、だ」 ! ? 始め、英治はそれが人であると気付けなかった。 それ程までに英治の頭にぶつかった足は大きく、冷たく、まるで年を重ねた大樹の様に立っていた。 そして英治はそれが何なのか知っている。 「バーサーカー……」 狂戦士ジェイソン・ボーヒーズ。 その威容は朽ちることなく、まるで巌の様に復活を果たしていた。 英治はその名を呆然と呼びヨロヨロと後退すると、 「はっ……はははは」 犯行を名探偵に暴かれ、自暴自棄になった犯人のような様相で笑い出す。 それを見るバーサーカーの醜悪な表情はホッケーマスクによって隠されており伺えない。 「そーだよ、そうこなくっちゃな。それでこそ俺のサーヴァントだよバーサーカー」 掌で顔を覆い、尚も可笑しいのかクツクツと笑い続ける英治。 これで合点が行った。何故こんなに自分の消耗が激しいのかも。 同時に僅かながら希望が湧いてきた。 病院でダウンしているあの白人のマスターは既にサーヴァントを喪っていて、自身も未だ傷は癒えてはいないはず。 引き比べるに、バーサーカーは万全だ。 ―――あとは、魔力の問題さえクリアできれば、 逆境は今も続いている。 だが、その適度な逆境の存在は英治の頭に”冴え”を与えるのだ。 螢子の仇候補がアクシデントで彼が仕掛けた罠に飛び込んでこないと知った時、彼自らが罠から飛び出し標的を殺したように。 「そう言えば、あの時殺したアイツが言っていたアレは……確か、そう、魂喰いだ」 振って湧いた様な希望と未だ続く課題によって冴えた英治の頭脳は、忘れかけていた殺したマスターが言っていた話を思い出していた。 その内容は、魂喰いについてだ。 あの刺青のバーサーカーの大量殺戮は魂喰いを目的としたものではないかと彼女のサーヴァントは語っていたらしい。 彼女は魔力消費の事は教えてくれなかったので、魂喰いとは何たるかは推理するほかない。 だが、バーサーカーは確実に燃費が悪い。理性がないため常に実体化して暴れまわるためだ。 当然魔力もバカにかかる。そのためにやるとするのならば…… 魂喰いとは殺人によって魔力を回復する方法であり、 あの大量殺戮は魔力を回復するために行った事だった? 魔力を知った今の英治だからこそできる推理だった。 単純にその刺青のバーサーカーにとって殺戮は呼吸のようなのものであったのでしただけであり、その推理は大外れなのだが、ここでは関係ないので置いておく。 兎に角英治はその時は魔力消費の事を聞かされていなかったので与太話と思って失念していたが、もしこの推理が的を得ているのならばもうこれに賭けるほかない。 何せ令呪はもう二画使ってしまっているのだ、最後の一画を使ってしまえば事実上の敗退が決まってしまう。 「喰え、バーサーカー。魂喰いだ。ただ殺すだけじゃだめだ。 病院から逃げようとする奴、そしてあのマスターも…!」 だから英治は命じた。己が従僕に。 病院から逃げようとする者に限定したのは逃げられない羊が多い方が、万が一あの白人のマスターが抵抗した場合足手まといになるからだ。 あのバーサーカーを倒したという謎の変身能力も、バーサーカーとの戦闘でケガ人が巻き込まれる可能性を考慮した場合さぞ使い難いだろう。 バーサーカーをマスターの身で打倒するような異能を持つ奴だ、倒した時に得られる魔力も期待できる。 「いけるぞ…あとは病院から奴を逃がさなければ……」 その課題さえクリアできれば、計画を完全に有利に進められると踏み、数十メートル先にある病院を睨んだところで、英治は気づいた。 病院を覆うようにして濃霧が立ち込めている。 さっきまでは自分の目が霞んでいるのかと思ったが、目をゴシゴシと擦っても変化がない。 しかも、マスターである英治からしても何か嫌な気分と予感がする霧だ。 「バーサーカー、まさか、お前が?」 バーサーカーは答えない。 だが英治はそれを無言の肯定と受け取った。 こんなわずかな間に天気は悪いとはいえ湿気はそれほどないにもかかわらず濃霧が立ち込めるとはずがないのだ。 鑑みるに、ここはバーサーカーの狩場なのだろう。 それすなわち、今この病院周辺は殺人鬼(ジェイソン)の檻の中ということになる。 ……本来ならば魔力が底を尽きかけている英治に固有結界の宝具の魔力の供給などできようはずもない。 しかし、彼にとって幸運なことに、今、夜であるこの瞬間の病院付近に限って言えば別だった。 夜とはそれ即ち怪異・悪霊の時間である。 勿論、怪異や悪霊程度では英霊とは余りに魂のレベルが違うため危害を加えることなどできはしない、魔術師ですら不可能だ。 例えば、先ほどセイバーに対し”引き込み”を行った異存在の様に。 だが、異存在は撃退することはできても、元の物語を断たぬ限り消えてなくなる事は無い。 もし…先ほどセイバーが切り刻んだ異存在が消滅していなかったとしたら? 最もそれは細かく切り刻まれ、最早存在するだけだ。本来ならば害はない。本来ならば。 だが、そんな水面下で怪異が蠢く病院の直前で、悪霊とも呼べる殺人鬼が復活した。 そしてその時、悪霊としての性質が近い”できそこない”達が『13日の金曜日』に取り込まれていたとしたら? バーサーカーは復活の際にこのことを霊格に記録していたため魂喰いの概念を理解できたのだ。 加えて、病院という場所。 ジェイソン・ボーヒーズという殺人鬼の最も鮮烈に残っている逸話と言えばクリスタルレイクでの凶行だろう。 だが、もう一つ。病院――正確には精神病院だが、そこは初めて彼の伝説を利用した”模倣犯”が現れた逸話が『13日の金曜日』及び『クリスタルレイク』の宝具に記録されている。 そして、取り込まれた”できそこない”達も元々はとある山の神の眷属であり、内包する魔力は高く、何より『隠し』の性質があった。 もし、昼であるか、『神隠しの少女』がいなければ、或いは場所が病院でなければこうはならなかっただろう。 だが、様々な偶然が噛み合い、本来心象風景の具現化であり、不可侵である固有結界が歪な形で発動し、病院を鬱蒼とした森と湖畔に”隠し”、『奇譚・13日の金曜日』が発動した。 それは彼には知る由もないことだが、これで目下全ての課題はクリアだ。 後は往くのみ。 「いいか、バーサーカーもう一度言うからしっかり聞け」 英治は魂喰いについての計画を懇切丁寧に、細心の注意を払ってバーサーカーに伝えた。 これが彼の最後の賭けだった。 幾ら綿密な計画を立てようとも、バーサーカーが聞き入れなければ全てがご破算。 分の悪い賭けだったが…その時小さな奇跡が起こった。 バーサーカーが首を縦に振ったのだ。 これがもっと複雑な命令や殺し以外の事なら狂化し理性を失っているバーサーカーが聞き入れることは不可能だっただろう。 だが、英治が命じたことはシンプルだった。 ―――病院から出ようとするものを、食い殺せ。 その悪魔のような命令だったからこそ、バーサーカーの耳に届いた。 またそれを命じる英治の表情も一因であった。 彼の表情は、母のような狂った笑みだった。狂笑とでも言うべきか。 ジェイソン・ボーヒーズという殺人鬼は、母にだけは忠誠を誓っている。 そのために、夢魔の殺人鬼に体よく利用されたことがあるという逸話まで残っているほどだ。 英治と狂戦士の作戦は実行段階に移った。 二手に分かれ攻めいる。 つまり挟み撃ちの態勢である。 バーサーカーに派手に暴れさせて、自分は背後から無力なNPCのふりをして背中を狙う。 英治はポケットのSKのキーホルダーを強く握りしめた。 その冷たく堅い感触は、彼の中の何かを不滅のモノへと変えていく。 敵は手ごわく、強い。だが、その強い力を病院で使おうとすれば間違いなく巻き添えでより多くの人間が死ぬだろう。 自分が助かるためなら他人を犠牲にしても構わない…正しくカルネアデスの板ではないか。 「――さぁ行くぞ、正義の味方の喉笛を食い破ってやる……!」 そして、本来傷や病を癒すべき場所である病院は惨劇の檻(クローズドサークル)に相成り、二人の残忍な殺人鬼は迫っていた―――。 【三日目/夜/葛飾区 不動総合病院/???】 【バーサーカー(ジェイソン・ボーヒーズ)@13日の金曜日】 [状態]宝具『13日の金曜日』発動 、魔力充実 [装備]無銘・斧 [道具] [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:殺戮 1:??? [備考] ?恐らくマスターかサーヴァントを発見すれば、それらの殺害を優先すると思われます。 ?アサシン(カイン)を把握しました。ライダー(ジャイロ)を把握しているかは不明です。 ?バーサーカー(アベル)、バーサーカー(オウル)、アサシン(アイザック)とメアリー、神原駿河を把握しました。 ?ジークがマスターであると把握しました。 ?宝具の発動により再び現界を果たします。次の再臨までにどの程度の時間がかかるか、後の書き手様にお任せします。 ?宝具『13日の金曜日』発動が2回発動しました。 ?怪異達を喰らったため魔力が回復しました。 【遠野英治@金田一少年の事件簿】 [状態]魔力消費(中) [令呪]残り1画 [装備]私服 [道具]携帯電話、睡眠薬(ハルシオン5日分)、アイスホッケーマスク [所持金]並の高校生よりかは裕福 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を手に入れ、螢子を蘇生する。 0:マスターを全員殺す。まずは銀髪の少年(ジーク)から狙う。 1:不動高校の生徒を目立つ形で“眠らせる”事件を起こす 2:学校内にいるかもしれないマスターに警戒。 3:SNSで情報を集めて見る手も…… [備考] ?役割は「不動高校の三年生」です。 ?通達は把握しておりません。 ?体調不良が魔力の消費によるものと把握しました。 ?聖杯戦争については大方把握しております。 ?刺青の男・バーサーカー(アベル)が生存と、新宿区で事件を把握しました。 ?フードを被ったサーヴァント(オウル)と桐敷沙子の存在を把握しました。 イニシャルが『S・K』である桐敷沙子に関する情報を得れば、彼女の始末を優先するかもしれません。 ?銀髪の少年(ジーク)がマスターと把握しました。また何らかの手段でサーヴァントと戦闘を行ったと推測しております。 ?バーサーカーを見直しました。 ?でもそれはそれとして、もっと燃費のいいサーヴァントがいたら速攻で乗り換えようと思っています。 ▼ ▼ ▼ セイバーがトイレから出ると、扉のすぐ前にあやめが立っていた。 彼は何故あの眠っているマスターから離れたと問おうとしたところであやめと目が合った。 その眼の雰囲気は只ならぬもので、何かが起こった、或いは起こっているのは明白だ。 彼女の視線が、セイバーから窓の外へと泳ぐ。 窓から見えた景色は、都会の喧騒を表すようなネオンや車の光などでは決してなく、 「あの、同郷の匂いとよく似た……!?」 あやめが何か言う前に、セイバーは少女の軽い体を小脇に担ぎ上げた。 そのまま窓の淵に足をかけ、一息に飛ぶ。 「――――――!」 少女は声にならぬ声を上げるが、セイバーはまったく気にする様子はない。 そのままグングンと跳躍し、上空にはなった弓矢がそのまま地上に落ちるように、弧を描いてセイバーは病院の屋上に着地。 そしてあやめを下すと、傍らの彼女と共に病院の屋上から霧向ける森と湖畔を見た。 「これは……」 「固有結界、か?風変わりではあるが」 青ざめたあやめの呟きに答えるように、ナイブズはそう判断した。 同時に舌打ちをする。 舌打ちの理由は二つだ。 まずあの病院と切り離された空間である異界の中にいたとはいえ、ここまで後手に回った事。 結界を展開したにも関わらず、まったく気配を感じないということは、敵はアサシンか。 だが、そのアサシンが仮にあの白人の少年のサーヴァントだとすると解せないところがある。 何故、このタイミングで固有結界などはったのか 主人の意識がない状況ならクラススキルである気配遮断を生かしてまず奪還と離脱を選ぶはず、宝具の開帳など存在を知らしめるようなものだ。 ハッキリしているのはマスターの意向はどうであれ、相手方のサーヴァントは此方を獲りに来ているのは間違いない。 そうなるとつくづく後手に回ったのが痛いと感じた。 高ランクの対魔力を有するセイバーの力量ならばどのクラスでも先手を打つことに成功すれば宝具の展開前に鏖殺することすら可能だっただろう。 まぁこれは悔いたところで詮無い話ではあるが。 何にせよ、これで迂闊に外に出るわけにはいかない。 これが二つ目の理由。 セイバーの宝具はこの東京でも文字通り最高クラスの火力を持つ。 だがそれだけにリスクも大きく、黒髪化という代償が常に付きまとう。 そんなセイバーにとって、一番避けたい事態は宝具の無駄撃ちだ。 この視界の悪い中、直感スキルを頼りに宝具を撃つのは愚鈍に過ぎる。 勿論、病院ごと天使の刃で全てを消し飛ばすことも可能と言えば可能ではあるが アサシン一体にエンジェル・アームの全力展開は黒髪化の進行とつり合いが取れないし、確実性に欠ける。 もし離脱用の宝具やスキルを敵が持っていたら目も当てられない。 彼の主であるアイリスの魔力的な問題もある。 加えて、あやめの存在だ。 アイリスはセイバーに彼女の保護命じ、そのためにここへ来たともいえる。 何しろ、野放しにしておくには『神隠し』という存在は余りにリスキーに過ぎる。 この不動病院は戦火の影響が薄く、少女の隠れ家兼、収容場所としては及第点だ。 そんな場所を到着早々に失うのは面白くない。 となれば、彼が取る選択肢は一つだ。 「向こうが仕掛けてきたところで迎え撃つ他ないか」 未だ気配を感知できず行方は様としれぬサーヴァントを迎え撃ち、倒す。 セイバーは淡々とそう宣言した。 それを傍らの少女がそれを不安げに見つめる。 だがやはりセイバーは我関せずといった様相で、屋上と病棟を繋ぐドアへと進む。 そして、ドアノブに手をかけたところで、初めてあやめに一瞥した。 「俺はまずあの白人のマスターを抑える。お前は、好きにしろ」 セイバーが神隠しの少女に選択を迫るのは、これで二度目。 あやめはその言葉に戸惑い、逡巡し、俯いていしまう。 自問する。 セイバーにすべてを任せるのが最善と言えるのかもしれない。 しかし、それで本当に善いのだろうか。 ただ存在しているのではなく、”考え、対決”していると言っても良いのだろうか。 本当は、”道”を拓く事こそが――― だから、 「……行きます、私も」 少女はあの月に散った自分のキャスターは何と言うのだろうと一瞬考え、 次いで何かを決意するように表情を硬くすると、セイバーの背を、小走りに追いかけて行った。 セイバーがそれについて何も言うことはなかった。 【三日目/夜/葛飾区 不動総合病院/屋上】 【セイバー(ミリオンズ・ナイブズ)@TRIGUN MAXIMUM】 [状態]魔力消費(小)、肉体ダメージ(小)、黒髪化進行 [装備] [道具]アダムの免許証 [所持金] [思考、状況] 基本行動方針 人類を見極める。 1:魔力を持つ患者(ジーク)に接触する? 2:あのアーチャー(ひろし)は…… [備考] ?アーチャー(ひろし)のマスターについての情報を得ました。 ?神隠しの物語に感染しました。あやめを視認することができます。 ?アーチャー(与一)のマスターは健在であると把握しておりますが、深追いする予定はありません。 ?アーチャー(与一)での戦闘でビルの一部を破壊しました。事件として取り扱われているかもしれません。 ?バーサーカー(アベル)の宝具について把握しました。 ?ライダー(幼女)の存在と宝具『SCP-682』について把握しました。 ?緊急搬送された少年(ジーク)がマスターであると把握しました。 【あやめ@Missing-神隠しの物語-】 [状態]魔力消費(中)、サーヴァント消失 [令呪]残り1画 [装備]神隠し [道具] [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争が恐ろしい。 0:ごめんなさい…… 1:どこかに身を潜めておきたい。誰も巻き込みたくない。 2:搬送された少年(ジーク)が気になる。 [備考] ?聖杯戦争についておぼろげにしか把握していません。 ?SNSで画像がばら撒かれています。そこから物語に感染する人が出るかもしれません。 ?カラ松とアサシン(明)の主従を把握しました。 ?トド松とセイバー(フランドール)の主従を把握しました。 ?カナエがマスターであると把握しましたが、ランサー(ヴラド)の存在は確認しておりません。 ?役割は『東京で噂される都市伝説』です。 ?セイバー(ナイブズ)とライダー(幼女)のステータスを把握しました。 ?飛鳥とアサシン(曲識)の主従を把握しました。 ?緊急搬送された少年(ジーク)がマスターであると把握しました。 ▼ ▼ ▼ 時は僅かに巻き戻り、セイバーが神隠しの少女を窓から放り投げ、飛び出した頃。 飛び起きる事は無く、静かに最後の役者―――ジークは目を覚ました。 慎重に周囲を伺い、ここが病院だと悟ると、自分に接続された点滴やチューブの類を引き抜く。 まだダメージや消耗が抜けきっていないため、可能ならばもう少し休んでいたかったが、 覚えのある悪寒を感じ取った事でそうもいかなくなった。 「ぐっ……」 俄かにうめき声を上げて、傍らに置かれていた服をとると病室から出る。 幸い遠くにいた患者の老人には見つかったかもしれないが、医師や看護婦に見つかることなく部屋を出れた。 そのまま足早に離れる。 そして、渡り廊下の窓から外を見た。 想定していた通り、そこはあのバーサーカーの固有結界の中だった。 「くそ……」 バーサーカーはこの手で討ったはずだった。 だが、この宝具が発動している以上、バーサーカーの生存は認めざるを得まい。 「だが、あのバーサーカーの宝具だとすると、何故この病院ごとここにある?」 さっきこの湖畔に引きずりこまれたときは自分一人だった。 だが、今回は病院にいたNPCまでここにいる。 異変に気付くNPCも出てきたようで、騒ぎはゆっくりと、だが確実に浸透している。 考える余裕は余り無さそうだ。 それでも、やらなければいけないことはハッキリしている。 あのホッケーマスクのバーサーカーを今度こそ討ち果たす。 「俺は―――『東京』を守ってみせる。彼も…セイバーも、そうするだろう」 それが裏切りも暗闇も恐れず戦った者の代わりに、生き残った者の責務だ。 『正義の味方』は、変わらず、潰えず、魔を断つ剣を執る。 【三日目/夜/葛飾区 不動総合病院/東館一階】 【ジーク@Fate/Apocrypha】 [状態]魔力消費・肉体ダメージ(小)、サーヴァント消失 [令呪]残り2画(令呪の模様は残っております) [装備] [道具](警察に押収されました) [所持金](警察に押収されました) [思考・状況] 基本行動方針:元の世界への帰還、そのために聖杯戦争を見極める。 0:セイバー……ランサー…… 1:あるべき『東京』を取り戻したい。 2:アヴェンジャー、及びそのマスターと接触したい。 3:板橋区で何が起きたか知りたいが…… [備考] ?役割は「日本国籍を持つ外国人」です。 ?バーサーカー(ジェイソン)のステータスを把握しました。 ?葛飾区にある不動総合病院に搬送、入院しております。 ?葛飾区内で戦闘を行った為、多くの人々に『変身』を目撃されております。 →警察が銃刀法違反で聴取をする予定です。ジーク自身はまだ知りません。 ?『竜告令呪』は使用しても令呪は消えません。しかし、残り2回の『変身』を行えば邪竜に変貌します。 ?傷や魔力は『ガルバニズム』で回復しますが、蓄電が満足にない為、時間がかかります。 ▼ ▼ ▼ かくして、この世ならざる異界の者たちは集う。 正義の味方は目覚め。 殺人鬼の片割れは、英雄に突き立てる牙を磨ぎ。 神隠しの少女は畏れながら、それでも進み。 殺戮の天使は粛清の刃を向ける相手を探り。 殺人鬼のもう一人は気配を殺し、ただ殺め続け。 そしてもう一騎、死を操りし主従もこの場所を目指す。 思いは交差し―――― 眠れぬ夜が、始まる。 時系列順 Back ボクらの聖杯戦争 Next 光と闇の童話 投下順 Back until death do them part Next 黒山羊の卵 ←Back Character name Next→ 026 クラレッタのスカートを直せ セイバー(ミリオンズ・ナイブズ) 037 不動総合病院殺人事件 031 Crazy Crazy Crazy Town ジーク 026 クラレッタのスカートを直せ あやめ 031 Crazy Crazy Crazy Town 遠野英治 025 正義の輪舞 悪の祭典 バーサーカー(ジェイソン・ボーヒーズ)
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左がRose、右がViolet 没年月日 2009年2月14日 ポエム(原文) Rose is blood red, Violet is cold blue, Revenge can be sweet, When love is not true. ポエム(日本語訳) バラは血濡れの赤、 スミレは冷たい青、 愛が真のものでなかった時、 復讐は甘く素敵なものになる。 死亡証明書(原文) 【Rose】 Rose is red, Like the color of blood She will gladly share it with you In exchange for your love. 【Violet】 Strangled on Valentines Day then buried in dirt. She arose one year later one Hell of a flirt. 死亡証明書(日本語訳) 【Rose】 バラは赤い、 それは血のよう 彼女はあなたにそれを喜んで差し出すだろう あなたの愛を代償に。 【Violet】 バレンタインデーに首を絞められ殺された そして泥の中に埋められた。 彼女は一年後に蘇る とある地獄のような愛の戯れ。 付属品 Rose Violet付属のハートを貫く剣 Violet LDDロゴが入ったハートのネックレスチャーム 備考 "Twisted Love"は「歪んだ愛」という意味。 ネックレスだけでの限定販売もあった。付属するネックレスは銀だが、限定販売のものは黒色をしている。限定200セット。 棺桶がRoseが赤、Violetが青の特別仕様になっている。 別々の箱に入った最初の2人セットのドール(TragedyとMiseryは販売自体別々)。 2人はレズビアンカップルだったとも読み取れる設定から、一部のファンの間では初で唯一のLGBTのキャラクターだと言われている。 その他情報 2010年1月発売。 中敷きの紙はピンク。